最初に結論書きますと「東谷 AZUMAYA ルイスチェア CL-793C」を買ってください。
この椅子の形状は他のリプロダクトと違い、すごくなめらかなカーブで長時間座っていてもオシリが全然痛くなりません。
でもなぜこのチェアに行き着いたのか気になりますか?
ではお話しましょう。それは、永く果てしない苦悩の道でした。
■序章~悲劇の始まり
最近どこでも見かけるようになったイームズチェア。とってもオシャレなのにネットで2~3000円台から売られています。
最初は違法コピーなのかと思っていたのですが、調べてみるとデザイン意匠権がきれていて、誰でもコピーして作って良くなったそうです。
それなら(?)遠慮なく買おうじゃないかと、たまたま見ていたジモティーにチェア2脚とテーブルセットが破格の4800円で売ってるじゃありませんか!
早速申し込み、運良く買うことが出来ました!
車で取りに行き自宅に持ち帰って座ってみると、とてもいい感じ!さすが著名デザイナーの作品!(リプロダクトだけど)とホクホクです。
しかし、このチェアが後に悲劇を生むのです。
■失敗1「無知」
実は2脚では足りず、もう2脚買おうと同じイームズチェアのリプロダクト品をジモティで探していました。
そんな中、1ヶ月位で似たようなイームズチェアの出品が!早速申し込み購入して自宅に持ち帰って座ったところ、
「!!前のとぜんぜん違うぞ!オシリが痛い・・・」
ここで初めて気づきました。リプロダクト品なのでいろんなメーカーが作っています。パット見同じでも製造元によって形状にかなり違いがあるのです。
見た目ほとんど一緒なのにこんなにも違うのか・・・とガックリ。
並べてみるとわかりやすのですが、ルイスチェアに比べ座面が平らで背もたれも角度がきついので、とにかく座り心地が悪いのです。
ちなみにこのチェアは楽天で1脚4000円位で購入したものだそうです。
でもこんなことでくじける訳にはいきません。最初の2脚があるという事は必ずどこかに同じものがあるはず!
ここから果てしない調査の道が始まるのです・・・
■失敗2「焦り」
チェアの何処かにメーカー名や製造番号がないか徹底的に調べましたが、記載なし。
最初に買ったチェアを出品した人に購入先を聞いたところ、「内装屋がまとめて持ってきたものでわからない」という回答。
ネットショップを調査しました。ええ。百ページ以上は確実に調査しました。
楽天、アマゾン、yahoo・・・「イームズチェア リプロダクト」で検索すれば数千件出てきます。
手元にある実物の寸法を測り、ネットショップの画像と見比べ、同じサイズ、同じ形状、同じ特徴のイームズチェアを必死に探しました。
何個か候補を絞り込んで、これは!という物を発見!サイズあってる、形状、特徴似てる。ただ、実物を見られないので確証がないまま勢いでポチリ!
数日後、自宅に届いた商品のダンボールをドキドキしながら 開けた瞬間!
「違う・・・これは私の探し求めている椅子ではない・・・」
もう目が肥えてしまい、見ただけでわかるようになっていました。
とりあえず1脚組み立て座ってみましたが、前回購入したリプロダクト品と殆ど変わらない形状でした。座り心地悪すぎる。
ちなみにこちらの椅子は
https://item.rakuten.co.jp/storage-g/14810001/
です。
■そりゃ見つからないよ、東谷さん!(メーカー名)
「なぜだ!これだけ必死に探しても無いなんて!」
もう廃盤の商品なのかとあきらめかけていました。それでも最後の望みをかけてgoogleで「イームズチェア」で画像検索を調べていると、ネットショップに無かった商品画像が!
クリックして詳細を見たときにわかりました。あれだけ探しても見つからなかった理由が。
商品名「ルイスチェア」
イームズって名前に入ってないのかよ!そりゃ見つからないよ東谷さん!(メーカー名)2回目
しかしgoogle先生は見抜いていたのです。「この画像の椅子ってイームズチェアに似てね?んじゃ表示しとっか!」
ああ、素晴らしきgooogle。あなたに救われました。
■まとめ
このルイスチェア、1脚 8000円ほどするため、他のリプロダクト品に比べて高額です。 でもその価値は充分あると座ってみればわかります。
そもそもハーマンミラー社製の正規品は4~5万する高級品です。
なのに同じようなチェアが8000円で買えるなら、破格と言ってもいいかもしれません。
更にもし、正規品よりも座り心地がよかったら・・・試しに今度ショールームに行って正規品に座ってこようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。